Design Partner

デザインに関する全てのことをお任せ下さい

豊富な経験が作り上げる、良質なデザインを。
デザインのお困り事があればご相談ください。

お見積・ご相談はお気軽にこちらまで

03-5312-6174

受付時間10:00~19:00

HOME > お役立ち知識:ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン

UNIVERSAL DESIGN

ユニバーサルデザインとは?

7つの原則や
種類・具体例

ご紹介

7つの原則や種類・具体例

すべての人にとってわかりやすく、使いやすいものを作ったり、デザインを検討したりするうえで注目したいのが「ユニバーサルデザイン」です。少しずつ日本でも普及しており、身の回りにある多くのものにユニバーサルデザインが採用されています。

しかし、具体的にどういったものなのかわからない方もいるのではないでしょうか。そこで、ユニバーサルデザインの概要押さえておきたい7つの原則、具体例などについて解説します。
ユニバーサルデザインに取り組んでいきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ユニバーサルデザインとは?

ユニバーサルデザインとは「すべての人のためのデザイン」や「普遍的なデザイン」を意味する言葉です。
老若男女問わず、さらには妊婦や外国人、障がいの有無なども問うことなく、誰にとっても使いやすいデザインのことをいいます。

ユニバーサル
デザインの歴史

ユニバーサルデザインを広めたのは、アメリカで建築などの研究をしていたロナルド・メイス教授です。1980年代にユニバーサルデザインの考え方が提唱されました。

1960年代、アメリカでは戦争の影響で障がいのある人たちが増えており、その中で広まったのがバリアフリーという考え方です。メイス氏は幼少期の病気が原因で車椅子生活を送っていましたが、バリアフリーの考え方に違和感を抱き、ユニバーサルデザインを提唱しました。その後、日本でユニバーサルデザインが広まりだしたのは、1990年代に入ってのことです。

バリアフリー
との違い

バリアフリーとは、障がい者や高齢者といった方でも使いやすい施設や仕組みのことです。言い換えると障がい者や高齢者を特別視するものであり、メイス氏はこの部分に違和感を抱いていました。

特別視された障がい者に対し、健常者が無意識のうちに哀れみの感情を持ってしまう可能性もあります。

このような問題を避けるため、バリアフリーのように特定のグループだけではなく、すべての人にとって使いやすく、優れたデザインであるべきとして考えられたのがユニバーサルデザインです。

ユニバーサル
デザインの種類

ユニバーサルデザインには「物」と「情報」の2種類があります。このどちらにも共通するのが、誰にとっても使いやすく利用しやすいことです。

障がい者など、特定のグループにとってのみ使いやすいバリアフリーではなく、誰もが快適に使用しやすく、利用しやすいユニバーサルデザインの考え方が普及し始めています。

ユニバーサルデザインの7原則

ユニバーサルデザインの提唱者であるロナルド・メイス氏を中心とした建築家やデザイナー、技術者、研究者らにより、ユニバーサルデザインの7原則がまとめられています。
ユニバーサルデザインを意識していきたいと考えているのであれば、以下の7原則を確認しておきましょう。

原則

1

誰にでも公平に使用できること

使用するにあたり差別感や侮辱感といったものを生まない形で、誰でも公平に使えるものであることが求められます。
同じ方法で使用するのが難しい場合はその他の方法でも仕方ありませんが、その場合も公平なものでなければなりません。

原則

2

使ううえで自由度が高いこと

使う人により好みや能力は異なります。これらを踏まえ、誰でも使いやすいように自分に合った使い方が選べたり、利き手を選んだりすることなく利用できるものが求められます。
また、使用した際に誰でも正確な操作ができることなども重要です。

原則

3

使い方が簡単ですぐわかること

使う人の経験や知識、集中力、言語能力といったものに左右されるものは、ユニバーサルデザインとはいえません。誰でも使い方がわかりやすいように一目瞭然の形で作られていることが求められます。
直感的に使用方法がわかるボタンやデザインなどが代表的です。

原則

4

必要な情報がすぐに理解できること

誰が利用したとしても、その人の視覚や聴覚といった感覚能力に左右されることなく必要な情報が得られるものであることも大切です。目で見て理解できる、手で触って理解できるなど、異なる方法で理解できる手段を併用するのも効果的といえます。

原則

5

うっかりミスや危険につながらないデザインであること

どのようなうっかりミス、危険性があるのかを考え、それらにつながる心配がないデザインであることもユニバーサルデザインの原則として定められています。
万が一、危険につながる行為が起こった場合は警告を出す、間違った操作をしても安全性を保てるなどの工夫が必要です。

原則

6

無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること

身体への負担を抑えながら楽に使えることも、原則として定められています。何度も同じ動作を繰り返す必要がある場合は、これも見直さなければなりません。

原則

7

アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

体格や姿勢、移動能力は人により異なります。そのため、どのような人であってもアクセス・操作しやすいスペースが必要です。

ユニバーサルデザインの具体例

何となくは理解できたものの、具体的なイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。
そこで、ユニバーサルデザインの具体例について解説していきます。
「物」と「情報」それぞれの種類について理解を深めましょう。

物のユニバーサルデザイン

身近な物にもユニバーサルデザインが多数採用されています。

多目的トイレ

多目的トイレは、誰にとっても使用しやすいように作られています。場所によって特徴は異なりますが、広めのスペースやおむつ交換台、手すり、低い位置の鏡・洗面台などがあり、車椅子の方や介護が必要な方にとっても便利です。

タッチレス水栓

センサー部分に手をかざせば自動で水が出たり、止まったりするタッチレス水栓もユニバーサルデザインが採用されています。レバーまで手を伸ばす必要がないので楽な姿勢で使用できる、握力の弱い方でも使用できるなどが特徴です。製品によっては操作時に検知音が鳴る設定にできるものもあります。

自動ドア

非常に身近なものである自動ドアもユニバーサルデザインです。近づけば自動で開くので、車椅子を使用している方や両手に荷物を持っている方でも便利に使用できます。

新札

2024年7月に発行された新札にもユニバーサルデザインが採用されました。
例えば、2004年発行のお札と比較して額面数字を大きくして見やすくしているほか、ホログラムの位置を券種ごとに変更して触った時に判断しやすくしています。

情報のユニバーサル
デザイン

日常生活で少し意識して見るだけでも、身の回りには多くのユニバーサルデザインがあることがわかります。

ピクトグラム

ピクトグラムとは、非常口やトイレ、喫煙所などに設置され、目で見て誰でもイメージしやすいマークのことです。
例えば、フォークとナイフのピクトグラムであれば、海外の方にもそこが飲食店であるといったイメージが湧きやすく、言葉がわからなくてもイメージから情報を伝えることができます。

信号機

信号機の中にもユニバーサルデザインが採用されたものがあります。
例えば、カッコウとヒヨコの鳴き声で青の方向を知らせる擬音式歩行者信号機です。
カッコウの鳴き声「カッコーカッコー」の時は東西方向で、ヒヨコの鳴き声「ピヨピヨッ」の時は南北方向の横断歩道が青になったことを知らせます。
ほかにも、青信号までの時間が一目でわかるデザインを導入している信号機もユニバーサルデザインです。例えば車椅子の方や子連れの方は渡りきるまでに時間がかかることもあるため、残り時間が短い場合は次の青信号を待つなどの選択が可能になります。

リモコン

例えば、テレビのリモコンを見てみると、青や赤に色がついたボタンの下に「青」「赤」と表示されているものがあります。これにより、色覚タイプに左右されることなく利用が可能です。

音声案内システム

銀行のATMやバス、電車などでは、視覚障がい者や文字を読むことを得意としない方であっても利用しやすいように、音声案内を行っています。これもユニバーサルデザインの一つです。

まとめ

ユニバーサルデザインとは何か、どういった具体例があるのかについて解説しました。
ユニバーサルデザインと聞くと難しく思えてしまいますが、私たちの身の回りには、すでに多くのユニバーサルデザインが採用されたものがあります。
今後はさらに一般化していくでしょう。

ご相談、お見積もりは以下迄ご連絡ください。

03-5315-0620
03-5315-0620

受付時間10:00~19:00

株式会社プリンツ21 | 〒160-0001東京都新宿区片町4-6 ANYビル5F

WEB商談
資料請求・ご相談
無料お見積もり
トップへ戻る
トップへ戻る